TOP>世界遺産を目指す「北海道・北東北を中心とした縄文遺跡群」


 北海道・北東北は、日本列島の中でも最も多く縄文遺跡が見つかっており、縄文文化の様相を今に伝える遺跡の宝庫となっています。縄文時代の草創期から晩期までの各時期における貴重な遺跡が数多く存在するとともに、多くの遺跡が史跡に指定され適切に保護されています。
 これらの遺跡群には、安定し成熟した社会組織を具体的に物語る集落跡、当時の生業活動の内容を示す貝塚、祭祀や精神的な活動の拠点となった環状列石、有機物の情報が数多く埋蔵された低湿地遺跡など、縄文時代の顕著な諸要素を含んでいます。

 平成20年9月26日に開催された文化審議会世界文化遺産特別委員会において、世界遺産暫定リスト登載が決定いたしました。構成資産および範囲の精査、縄文文化の真正性の証明など各課題は残されていますが、関係者一丸となってその解決に取り組んでいくことになっています。

 平成20年12月15日に開催された世界遺産関係省庁連絡会議において、世界遺産暫定リスト登載が正式決定いたしました。その際、9月の特別委員会で指摘されたとおり広葉樹林帯の広がる地域と年代に対象を拡大することとして「北海道・北東北を中心とした縄文遺跡群」と名称が変更されました。





御所野遺跡  (指定面積 75,842u)
1993年12月21日史跡指定
2006年7月28日追加指定

 墓域を中心に住居が分布する縄文時代中期の集落跡。墓域は南側を盛土遺構、その他は掘立柱建物が環状に配置され、その外側に居住域が広がっています。
 遺跡の所在する台地一面が史跡公園として整備され、周辺の環境も合わせて保護・活用されています。
 平成20年度からは「縄文の里山づくり推進事業」として、公園西側の丘陵面での植栽、伐採を中心とした森林利用に取り組んでいます。

構成資産一覧

○北黄金貝塚   北海道伊達市
○入江・高砂貝塚   北海道洞爺湖町
○鷲ノ木遺跡   北海道森町
○大船遺跡  北海道函館市
○三内丸山遺跡  青森県青森市
○小牧野遺跡  青森県青森市
○是川石器時代遺跡  青森県八戸市
○長七谷地遺跡  青森県八戸市
○亀ヶ岡石器時代遺跡  青森県つがる市
○田小屋野貝塚   青森県つがる市
○二ツ森貝塚   青森県七戸町
○大平山元T遺跡  青森県外ヶ浜町
○御所野遺跡  岩手県一戸町
○大湯環状列石  秋田県鹿角市
○伊勢堂岱遺跡  秋田県北秋田市