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種類 有形文化財  西方寺毘沙門堂の厨子の中に三体の仏像とともに収納されていたこの壺は、所有者や関係者によれば裏山の2基ある経塚から出土したものだといわれています。発見された時、中に土が入っておりそれを裏づけています。須恵器(珠州)系の陶器であるこの壺は、形態や製作技術から平安時代末期から鎌倉時代初期のもので、石川県珠州を中心にその周辺で製作された珠州系陶器と言われています。このような珠洲系陶器は、岩手県内はもとより東北地方の太平洋岸の地域では、初めて出土した陶器であり、中世の国産陶磁器の流通を知る上で貴重なものであり、一戸町の歴史を考えるとき、西方寺の存在を裏づける貴重な資料となっています。西方寺毘沙門堂には、数多くの文化財がありますが、そのなかでも最も古い文化財となっています。製作はロクロを使っており、口頸部と胴部を後で合成していて、大部にダイナミックな櫛目の波状文を描いているのが特徴です。
 口径22p(推定)、高さ19p  最大幅16p、厚さ0.6〜1.3p
ふりがな くしめはじょうもんそうじこ
名称 櫛目波状文双耳壺
数量
所在地 西法寺字西法寺
指定年月日 S61.12.25
≪町指定文化財≫