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 国指定の天然記念物のうち特にすぐれているのを特別天然記念物として区別していますが、そのうちのひとつが、根反の東のはずれに位置する根反の大珪化木です。はじめ天然記念物として指定されたのは、昭和11年ですが、戦後文化財保護法が制定され、特別天然記念物の指定制度ができたのに伴い、昭和27年に特別天然記念物に昇格となっています。岩手県内で特別天然記念物として指定になっているのは4件ありますが、一般に知られているのは早池峰山の高山植物や岩手山のふもとにある焼走り溶岩流などです。根反の大珪化木は、それらと同じく岩手県を代表する貴重な天然記念物の1つであるといえます。
 根反川の対岸に直立しているこの珪化木は現地性の珪化木で、この地に直立していた木が火山灰に覆われて珪化木になったものです。直径2メートル、高さ6.4メートルの直立する珪化木としては、日本最大のものであろうといわれています。川の侵食により地表にあらわれたこの珪化木は、木の株から幹の部分に相当し、もともとはかなりの大木であったと思われます。樹種はセコイヤメスギと呼ばれるスギの一種で、今から1,500〜2,500万年前のものであろうといわれています。日本で採掘される石炭の大半はこの木で、現在では北米大陸に成育しています。
種類 特別天然記念物
ふりがな ねそりのだいけいかぼく
名称 根反の大珪化木
数量
所在地 根反字川向
指定年月日
特別天然
記念物指定
S11.12.16

S27.3.26
≪国指定文化財≫