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種類 有形文化財  西方寺毘沙門堂に伝世されてきたこの青磁は、長い間堂内の香炉として使われてきました。由来、搬入経路はともに不明ですが、形態、胎土、製作技術から中国産の青磁と考えられ、しかも体部上半に描かれた文様(蓮弁文)から14〜15世紀に製作されたものといわれています。
 県内のこのような中国産の陶磁器は、12世紀後半には北上川流域を中心に広く分布しますが、その後出土量が極端に少なくなり、15〜16世紀になって飛躍的に増大します。したがって14世紀を中心とした青磁は県内でも出土例が少なく、貴重な資料となっています。
 なお県内で中国産の陶磁器が完形のまま出土した例としては江刺市豊田館跡、東和町丹内山神社の経塚、花巻市岩根山神社経塚などの例がありますが、いずれも白磁であり、南北朝から室町時代にかけての青磁が完形のまま残っている例は、他にはなく、その意味からも貴重です。
口径17.6p、底径11.1p、器高10.5p、  高台径1.0p、厚さ0.6〜0.8p
ふりがな せいじこうろ
名称 青磁香炉
数量
所在地 西法寺字西法寺
指定年月日 S63.1.26
≪町指定文化財≫