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種類 有形文化財  古代末から中世にかけて、馬淵川流域を中心とした岩手県北部から青森県東部の地域は糠部と呼ばれ、全国的に馬産地として知られています。一戸から九戸という戸のつく地名もこの放牧制度に由来するとの説が一般的ですが、この糠部の馬産を示す唯一の文献が、永正5年(1508)八条近江守房繁の作と言われる馬焼印図です。それによると岩手県北地方では、一戸7ヶ村の馬には左右に雀の焼印、二戸7ヶ村の馬には雀と二文字を押した事がわかり、それぞれの略図もつけています。
 昭和61年に一戸城跡から出土したこの焼印は、この馬焼印図の雀の印に相当し、馬の焼印であることは確実で、しかも出土状況から中世のものと考えられ、一戸はもちろん糠部の馬産を知る上で貴重な考古資料となっています。2点あり、その法量は次の通りです。
 1.柄、全長47p、最大幅3.6センチ
   印、径24.3×24.3p、幅1.2〜1.5p      厚さ0.7〜1.0p
 2.柄、全長21.8p、最大幅1.7センチ
   印、径23.7×23.7p、幅0.6〜0.7p      厚さ0.4〜0.6p
ふりがな すずめもんじるしのうまのかね
名称 雀紋印の馬印
種類
所在地 高善寺字大川鉢
指定年月日 H7.9.1
《県指定文化財》