町長メッセージ：一戸町長就任のごあいさつ（広報いちのへ 令和3年12月号より）

令和3年11月18日より一戸町長に就任させていただいている小野寺美登です。

今後4年間、町民の皆さま、町のために一生懸命仕事をして参りますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

私は町議会議員時代から多くの方々のお話を伺い、町政にその声を届けるべく活動して参りましたが、この選挙の期間中にもさまざまな方々とお話しする機会がありました。それらの多様なご意見をもとに、一戸町民がまさに一丸となって今後の一戸町を発展させていく必要があると強く認識し、その責任の重さを感じているところでございます。

さて、私が任期中に重点的に取り組みたいことは、まずは世界遺産登録を実現した御所野遺跡を活用した町の振興です。これまで世界遺産登録に向けご努力いただいた方々に改めて御礼申し上げたいと思いますし、新型コロナウィルス感染の影響は未だ不透明ですが、観光で訪れる方々をお迎えする体制整備は急務であり、町民の皆さまから広く効果を実感していただける方策に取り組みたいと考えています。

そのような視点から、現在、建設に向け準備を進めている道の駅は、魅力ある施設となるよう皆さまからのご意見を参考に進めて参りたいと考えておりますし、不足している宿泊場所についての検討を進め、特にも、奥中山高原株式会社の再建については、しっかりとした計画を作成し町民の皆さまのご協力を得て行って参ります。

農林業振興分野では、担い手や新規就農者の育成に力を入れ、姉帯地区と駒木地区のほ場整備事業を促進するとともに、身近な自然である木材を活用するため林業などの振興策を講じて参ります。

また、これまでも町として力を入れてきた子育て支援については、私の選挙期間中にお示しした事柄の事業化を含め、これまで以上の支援策を講じ社会全体で子育てを応援する機運を作り上げていきたいと思います。さらに、それらを包括し、一戸町の新たな魅力となっている再生可能エネルギーの活用については強力に推し進め、県や近隣市町村と協力しつつ、町民の利益となるような方策につなげて参ります。

これらの事案については、町民の皆さまや町職員、関係者の意見を聞きつつ、スピード感をもって取り組んで参りたいと考えております。