町長メッセージ:令和4年8月3日に発生した大雨による災害について

更新日:2022年08月12日

令和4年8月3日に発生した大雨は、当町へ大きな被害をもたらしました。被災された町民の皆様、また、影響を受けられた全ての皆様に、心からお見舞いを申し上げます。

また、8月11日時点で、1人の方が未だ安否不明となっており、現在も警察により捜索を継続していただいているところです。一日も早い発見を願います。

今回の大雨は、奥中山で1時間に42mmの観測史上最大を記録するなど、まさに集中豪雨というべきものでありました。

国道4号においては、複数個所で土砂崩れや道路冠水が発生し、岩手町から当町までの区間が長時間に渡り通行止めとなり、県道・町道の通行止めとも相まって、帰宅困難者や長距離の迂回をせざるを得なかった方が生じました。

また、馬淵川の水位上昇等により、避難指示を504世帯1,054人へ発令し、町内6か所に開設した避難所へ、最大で30世帯62人が避難しました。

河川の急激な増水による洪水や山からの大水、土砂崩れ等により、住家や町管理の公共インフラへの被害が多数確認されております。8月11日時点で、床上・床下浸水が33軒、道路欠壊や法面崩壊など町道被害が23路線、町管理の河川の護岸決壊などが8河川となっています。現在も被害の通報が続いており、今後の調査によって被害はさらに拡大するものと考えられます。

このほか、国や県の公共インフラにおいても、前述の国道4号のほか県道や県管理の河川で被害が多数生じており、現在も調査が続けられています。

農林業関係においては、水田の土砂流入などによる水稲被害面積が約4.5ヘクタール、レタス、キャベツ、トマトなど野菜ほ場への土砂の流入・流出、とうもろこしの倒伏などが402アール、リンドウほ場の冠水や土砂の流入などが110アール、土砂流入などによる農地被害49か所、農林道8路線と農業用水路11か所の欠壊などが確認されています。

町では、現在、地域住民の皆様、町内外からのボランティアの方々、建設業者の皆様等の協力を得ながら、被災ごみの撤去、住家・道路・側溝の土砂撤去、道路交通網の応急的な復旧等を進めているところです。ご協力いただいた全ての皆様に深く感謝を申し上げます。

今後、この災害から一日も早く立ち直り、元の暮らしとなりわいを取り戻すため、町として、被災された方々に寄り添って生活再建を支援するとともに、各種インフラや農林業の生産基盤の復旧に全力で取り組んでまいります。

町民の皆様には、この難局を町民一丸となって乗り切るため、一層のご協力を賜りますようお願い申し上げます。

そして、町外から一戸町に心を寄せていただいている皆様におかれては、ぜひ様々な形で、町へ温かいご支援を賜ることができれば幸甚に存じます。観光、町産品の購入、ふるさと納税など、あらゆるご支援が町の力となります。何卒よろしくお願い申し上げます。

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