町長メッセージ：全国市町村長サミットに参加しました（広報いちのへ 令和4年11月号より）

先月、徳島市で開催された「全国市町村長サミット」に発表者としてお招きいただき、横浜市との交流などについて紹介しました。

司会の徳島大学・田口准教授からは、横浜市という特定の自治体との重点的な取り組みを評価いただきました。特に好評だったのが、コロナ禍で実施した「オンラインりんご狩り」。パソコン画面を通じて横浜にいながら好きなりんごを選んで木からもぎ取るという体験を企画したことが、実体験とデジタル技術を組み合わせた非常に面白い取り組みであると高く評価いただきました。

また、発表者として同席された北海道上士幌町の竹中町長からは、同町の事例として、企業版ふるさと納税などを活用した様々な企業と連携する手法が示されたほか、地域おこし協力隊が町に新しい取り組みや、これまでと違った考え方をもたらしているというお話をいただきました。私も同じ思いであり、東京など町外から来た方々との交流を通じ、町の皆さんの意識が少しずつ変わってきていると感じています。

地域の外側から多様な形で地域に関わる人々を「関係人口」と言います。日本最大の市町村である横浜市との濃いおつきあいをはじめ、関係人口づくりの取り組みをいっそう進めることで、外の方々の客観的な目線や、都市部の企業などの人材・知見・資金を生かし、町の活性化につなげていきたいと思います。