町長メッセージ:健康寿命を延ばして、持続可能なまちづくりを(広報いちのへ 令和5年8月号より)

更新日:2023年08月10日

『健康寿命』とは、健康上の問題で日常生活を制限されることなく元気に暮らすことのできる期間をいいます。岩手県は全国では下位となっており、高齢化の進む当町においても、いかに健康寿命を延ばすかが大きな課題です。

先月、山形県上山市の『温泉クアオルト事業』を視察してきました。クアオルトとは『保養地・療養地』を意味するドイツ語です。上山市では、心臓のリハビリや高血圧の治療として実施されるドイツの運動療法を取り入れた健康ウオーキングを年間360日開催しています。医学的・科学的な根拠に基づき、頑張らずに楽しく運動効果を高めるという取り組みが、市民にもしっかりと根付いていました。また、市民の健康づくりのみならず、自然環境や温泉、食などを生かし、滞在型観光の目玉としても健康ウオーキング体験が活用されていました。

当町でも、健康づくりのためのスマートフォンアプリの導入に向けて取り組んでいます。ウオーキングや健康づくり活動の参加者にポイントを付与し、それを貯めて買い物などに使うことができるという仕組みです。無理なく継続できる運動を町民の皆さんの習慣としていただき、貯まったポイントを使って地元で消費をしていただければ、健康寿命の延伸、医療費の削減、地域経済の活性化が同時に果たされ、持続可能なまちづくりにつながると考えています。

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