鉛製給水管について
平成4年12月、厚生省(現厚生労働省)は、生涯にわたる連続的な摂取をしても人の健康に影響が生じない水準を基とし、安全性を十分考慮して、鉛濃度の水質基準を1リットルあたり0.1ミリグラム以下から0.05ミリグラム以下に改正しました。
また、この際に水道水中の鉛濃度の一層の低減化を推進するため、おおむね10年後の長期目標をWHO(世界保健機関)の「飲料水の水質ガイドライン」にあわせることにしておりました。
こうした背景を受け、厚生労働省は、平成15年4月1日から水道水中の鉛濃度の水質基準を1リットルあたり0.01ミリグラム以下に強化しました。
一戸町では昭和55年以降、鉛製給水管を使用しておりません。
また、それ以前の給水管につきましても、配水本管の布設替え時にポリエチレン管に取り替えています。
しかし、一部に鉛給水管が残っているご家庭もありますので、昭和55年以前から町の上水道を使用されているご家庭を対象に次のようなお願いをしております。
バケツ一杯程度の最初の水は、飲用以外の目的にご使用ください
鉛の水質基準値を超える水を飲用したとしても、ただちに健康に影響を及ぼすものではありません。
お気にされる方は、朝一番に水道を使用する場合や長期間水道を使用しなかった場合、最初のバケツ一杯程度(約10リットル)の水を、飲用以外の用途(洗濯、水洗トイレなど)にご使用になることをお勧めします。
鉛製給水管のお取替えをご検討ください
配水本管から分岐し、皆様のご家庭まで布設されている給水装置は、お客様の私有財産です。
ですから、給水装置は本来、お客様ご自身で管理、取り替えることになっております。
しかし、公道内の給水管をお客様が管理することは難しいため、配水管から止水栓(宅内)までの鉛製給水管については、町が取替えを順次行います。止水栓から蛇口までについては、建物の修繕や建て替えなどの際にお客様の費用で、他の材質のものにお取替えすることをご検討ください。
一戸町水環境課では、鉛製給水管について、次のような取り組みをしております
鉛製給水管は腐食等による漏水が多いため、漏水防止を目的に公道部の鉛製給水管をポリエチレン製の管に取替えを行います。
この記事に関するお問い合わせ先
建設部 上下水道課 上水道係
〒028-5311
岩手県二戸郡一戸町高善寺字大川鉢24番地9
電話番号:0195-33-4852
メールでのお問い合わせはこちら
更新日:2020年03月16日