学校の概要

更新日:2022年06月04日

奥中山は、奥羽山脈の突出部分である西岳がなだらかな麓をなし、東の北上山地と接する鞍部に、また南北に切断すると南の北上盆地を登り切った峠に位置し、南北に流れる北上川、馬淵川(平糠川)の分水嶺地点になる。

標高440メートル(東経141°16’,北緯40°4’)の冷涼な気候は、長い間、人の生活を受けつけることがなかった。古くからの村落としては、宇別が東部の低地を利用して開け、旧街道沿いに馬羽松、中山(現・旧中山)、火行等の集落が散在していた。明治24年、鉄道が開通して奥中山駅が置かれ、かつ軍馬の放牧地として注目されてから奥中山の形成が始まった。戦後になって、開拓が西岳の麓の山ひだにまで及び、摺糠地区の入植開田が進むにつれて、ほぼ現在の奥中山地区が形づくられた。

高原状に開けた大地は畜産、あるいは野菜産地の適地としてさらに発展すべく、各方面の努力が傾けられているところである。また、奥中山地区は、岩手の福祉の里「奥中山」とも言われるほど、多くの福祉施設があり地域の特色となっている。いずれも地域に密着した形態で運営がなされており、人々の交流も自然な形で行われている。本校の教育もまた、この福祉交流の一翼を担っている。令和2年度より奥中山地域コミュニティスクールが始まり、奥中山小学校と共に、社会に開かれた学校づくりを進めている。

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一戸町立 奥中山中学校

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