萬代舘

更新日:2020年10月29日

萬代舘

《国登録有形文化財》

ふりがな:ばんだいかん

名称:萬代舘

所在地:一戸字本町

指定年月日:平成28年8月1日

 

一戸町一戸字本町地区は江戸時代から宿場町として栄えていました。

明治24年(1891)に開通した東北本線の工事が明治22年(1889)年にはじまると、多くの工事関係者が滞在するようになり、翌23年(1990)には本町から街道をはずれ袋小路に入った袋町で6件の貸座敷(遊女屋)が営業を始め歓楽街が形成されていき、大正期には貸座敷11件が営業していました。

萬代舘の創業は明治42年(1909)、人形芝居小屋として、蔵を改造し始められ、旅の芸人一座の公演などが行われ、大正時代になると映画上映を始めています。

戦後昭和30年代になると映画が大衆娯楽として絶頂期を迎え、昭和31年(1956)に現在の建物が建設されました。

萬代舘は、昭和30年代映画ブームの時代の県内に唯一残る現役映画館として、平成28年に登録有形文化財に登録されました。

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岩手県二戸郡一戸町岩舘字御所野2
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