宮田宝篋印塔

更新日:2020年10月29日

宮田宝筐印塔

《県指定有形文化財》

ふりがな:みやだほうきょういんとう

名称:宮田宝篋印塔

数量:1

所在地:月舘字大細

指定年月日:昭和58年8月5日

宝篋印塔は中国を起源とし、元々は金属で造られた塔でしたが、日本では鎌倉時代以降石で造られるようになり供養塔や墓塔として数多く建てられてきました。

岩手県内では150基以上が確認され、主に県北地方に分布しています。中でも、一戸町は特にその数が多く50基以上が確認されています。その分布をみると中世城館である一戸城、姉帯城、出ル町館、月館城、小友館、中里館、五月館、鳥越館などの周囲に多い傾向が見られ、何らかの関連があるものと推測されます。

宮田宝篋印塔は、応永5年(1398年)、両親、兄五人、忘妻、忘息三人の供養のために建立されたもので、県内の中世宝篋印塔のなかで唯一年号が刻まれていることから貴重な資料となっています。

この記事に関するお問い合わせ先

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岩手県二戸郡一戸町岩舘字御所野2
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