一戸町の鉄道遺産が国登録有形文化財になりました
「鉄道のまち・いちのへ」の歴史を物語る文化財
令和8年7月9日、盛岡市から二戸市までの沿線4市町にわたる、IGRいわて銀河鉄道線の土木構造物11件が、文化財登録原簿に登録されました。
現在のIGRいわて銀河鉄道線は、1891(明治24)年、日本鉄道奥州線(本線)第五区として、盛岡ー青森間の開業に端を発します。第五区線の工事は、1888(明治21)年5月に着工し、わずが3年余りで竣工に至りました。
盛岡市・岩手町・一戸町・二戸市に所在する橋梁・橋梁台・隧道11件は、いずれもこの時期に作られたもので、鉄道黎明期の鉄道土木構造物の姿をいまも残しています。現在も現役で使用されているものが多く、明治期から現在に至るまで鉄路を支えている構造物は、剛健であることは言うまでもなく、美しく洗練されたデザインを伴っています。

嶽川橋梁(だけかわきょうりょう)
所在地:一戸町中山字大塚 建設年代等:明治24(1891)年建設、昭和41(1966)年改修
第五北上川橋梁の約10キロメートル北方に位置し、馬淵川水系平糠川支流の岳川に架かる鉄道橋。石造及び煉瓦造単アーチ橋。橋長8.0メートル。ほぼ左右対称の石積翼壁がつく堂々たる構えの橋梁。

袖ノ沢橋梁(そでのさわきょうりょう)
所在地:一戸町中山字稲荷林 建設年代等:明治24(1891)年
嶽川橋梁の約2キロメートル北方に位置し、馬淵川水系小繋川右支袖ヶ沢に架かる鉄道橋。石造及び煉瓦造単アーチ橋。橋長7.0メートル。開業当時の重厚な外観を今に伝える橋梁。

第四小繋川橋梁(だいよんこつなぎがわきょうりょう)
所在地:一戸町小繋字小繋
建設年代等:明治24(1891)年建設、昭和42(1967)年改修、昭和44(1969)年増築
袖ノ沢橋梁の約6キロメートル北方に位置し、馬淵川水系小繋川に架かる鉄道橋。
石造及び煉瓦造単アーチ橋。橋長16メートル。沿線において、最大スパンを誇る煉瓦造のアーチ構造物の橋梁。

旧鳥越隧道(きゅうとりごえずいどう)
所在地:一戸町鳥越字上野平
建設年代等:明治24(1891)年
第四小繋川橋梁の約15キロメートル北方に位置する旧鉄道トンネルの一部。石造及び煉瓦造。延長29メートル。翼壁付。建設当時は全国有数の規模を誇ったトンネルにふさわしい、堂々たる構えを残す。
◆見学についてのお願い◆
民有地や鉄道用地に立ち入っての見学はできませんので、いずれの文化財も周囲からご覧ください。公共マナーや交通ルール等をお守りくださいますようご協力をお願いいたします。
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〒028-5311
岩手県二戸郡一戸町岩舘字御所野2
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更新日:2026年07月09日