奥中山地区

更新日:2020年03月16日

都市再生整備計画の公表

都市再生特別措置法第46条第1項の規定に基づき都市再生整備計画を作成したので、同条第12項の規定に基づき次のとおり公表します。

目標および期間

地区の名称

奥中山地区

地区の面積

940ヘクタール

計画期間

平成17年度から平成21年度

交付期間

平成17年度から平成21年度

目標

大目標:農村地域の快適で安心な暮らしの環境づくり
目標1:良好な居住環境の形成による居住人口の増加
目標2:交流人口の増加及び地域内交流の活性化

まちづくりの経緯及び状況

一戸町は、岩手県内陸北部に位置し人口16,933人、町の総面積300.11平方キロメートルで、その約75%を山林原野で占め、東は北上山系、西は奥羽山脈と山並みに囲まれ、南西部に位置する標高1,018メートルの西岳を中心に、その山麓から400〜500メートルの高原地帯が広がり、夏と冬、昼と夜の温度差が激しい内陸性の気候となっている。農林業を主体としたまちであり、地域の特産品は高原野菜のレタスで岩手県シェアの約60%を占めている。明治17年に国道4号線、明治26年一戸駅が開通してからは一戸駅を中心として市街地が進み、商業、工業など各種産業も発展しました。町の中心部を馬淵川が流れ、周囲の丘陵地には田園や森林が広がり、自然豊で暮らしやすいまちとして現在に至っています。
しかし近年、一戸町の人口は昭和50年から平成12年までの国勢調査を確認すると25年間で約4,500人減少している、さらに、年齢区分人口比率をみると、年少人口比率が12.6%、生産年齢人口比率が60%、老年人工比率27.3%であり、人口減少と少子高齢化が急速に進んでいる。また、基幹産業である、農林業の衰退、商工業の低迷などが課題となっています。さらに価値観の多様化と質の重視、環境保全意識の高まりなど、新たな社会的ニーズへの対応が求められています。
この課題解決のため、近隣市町村(二戸市、岩手町、葛巻町)から通勤している、町内居住希望者のための住居の増加を図る必要がある。また、一戸町第4次総合開発計画(平成11年から平成20年度まで)においては「交流人口200万人、にぎわいと交流の郷づくり」を重点戦略に位置づけている。今後は、観光資源の充実、広域交通網の活用を行い、交流人口の増大によりにぎわいを創出していく必要がある。
奥中山地区は、一戸町都市計画マスタープランに基本的な方針において、高原野菜の一大産地と各種観光施設の充実した観光拠点を活かし観光、産業の振興を図りながら、誰もが安心して暮らせる集落の形成を目指している地区であり、公共施設も充実し自然環境も豊で、良好な居住環境を形成できる条件の整った地域である。
町営奥中山第1住宅は、昭和35年に建設し41年経過した住宅であり、老朽化が著しく最低居住水準未満の世帯が60%となっているのが現状です。また、当地域は、民間アパートの戸数が少なく老朽化しているアパート多くなっており、新たな民間賃貸住宅の供給も望めない状況である。しかしながら町営住宅は、入居希望倍率が2倍から3倍となっており、住宅困窮世帯が多く、公営住宅に対する需要が大きい。
当地区は、国勢調査の資料によると、町内各地区と比較した場合(一戸地区22.0%・西法寺地区31.2%・旧浪打地区13.6%・小鳥谷地区21.3%・姉帯地区6.2%)最も人口減少率(5.7%)が少ない地域であり、また、最も世帯の(一戸地区+0.6%・西法寺地区-1.2%・旧浪打地区-1.2%・小鳥谷地区-0.8%・姉帯 地区-0.4%)増加率が+4.5%と高く、世帯分離の進んでいる地域であることから、今後住宅及び民間借家、公営住宅等を含め、当地域の観光、歴史など地域資源を活用しながら周囲の豊な自然と共有する暮らしやすい住環境の確保を図る必要がある。
奥中山地区には、県立こどもの森、奥中山高原スキー場、大志田ダム等観光交流施設が整備され、地域住民及び町等による各種イベント等も多く行われている地域であるが、各施設までのアクセス道路の整備が遅れているため施設利用者に不便及び危険な状況を強いている、アクセス道路の早急な整備が望まれている。
課題
  1. 観光、歴史などの地域資源を活かしながら、周囲の豊かな自然と共生する暮らしやすい住環境を確保し、交流人口の増加及び若年層の居住促進が地域、町全体の大きな課題となっている。
  2. 当地域内には、県立いわてこどもの森、奥中山高原スキー場、大志田ダム等観光、交流施設があるが、施設までのアクセス道路の整備が遅れているため、施設利用者に不便、危険な状態を強いている状況であり、アクセス道路の整備が強く望まれている。
将来ビジョン
(中長期)
  1. 奥中山地区は一戸町都市計画マスタープランの基本的な方針において、高原野菜の一大産地と各種観光施設の充実した観光拠点を活かし、観光、農業の振興を図りながら、誰もが安心して暮らせる集落の形成を目指している地区。
  2. 総合開発計画において、高齢化への対応や若年層の居住促進をはじめ、質的向上を重視し、新たな住宅ニーズへの対応を加美しながら、順次、計画的に建替えを進めていく事としている。
 
 
目標を定量化する指標
居住人口の増加 良好な居住環境の整備により計画期間内に増加する数
交流の活性化 アクセス道路の整備による施設利用者の増加する数
 
整備内容
基幹事業

道路
  1. 町道岳川西岳スキー場線(平成17年度) 延長 620メートル
  2. 町道釜石武大敷線(平成17〜18年度) 延長 1,176メートル
  3. 町道奥中山第1住宅線(平成19年度) 延長 118メートル
  4. 町道奥中山小学校西線(平成19年度) 延長 160メートル
  5. 町道奥中山分譲線(平成20年度) 延長 180メートル
基幹事業
公営住宅
町営奥中山第1住宅立替工事(平成18年度) 1棟5戸
提案事業

地域創造支援事業(イベント支援)

  1. 奥中山高原温泉まつり
  2. カシオペアランド奥中山高原ウォークラリー
  1. 奥中山地区都市再生整備計画区域図(PDF:541.4KB)

  2. 奥中山地区整備方針概要図(PDF:343.6KB)

 

事後評価の公表

 事後評価原案の公表により寄せられた意見とまちづくり交付金評価委員会での意見を評価に反映させた結果を公表します。

奥中山地区事後評価(pdf 318KB)

この記事に関するお問い合わせ先

建設部 地域整備課

〒028-5311
岩手県二戸郡一戸町高善寺字大川鉢24番地9
電話番号:0195-33-4853
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