平糠のイヌブナ自然林

更新日:2020年10月29日

イヌブナ自然林

《国指定天然記念物》

ふりがな:ひらぬかのいぬぶなしぜんりん

名称:平糠のイヌブナ自然林

数量:

所在地:平糠

指定年月日:平成23年9月21日

イヌブナはブナ科ブナ属の落葉高木で、樹高25メートルに達し、しばしば株立ちします。一方、山地の植生帯を代表する樹であり、同じ仲間のブナはほとんど株立ちしません。イヌブナもブナもともに日本だけに生息する固有植物です。

イヌブナは本州、四国、九州の主に太平洋側の土壌の浅い急斜面地などに分布しており、ブナとも混交しますが、標高の高い緩斜面地などではブナの割合が多くなります。

平糠より北に位置する地域では、単木の自生はみられますが群生はありません。日本固有の種であるイヌブナの北限群落は、日本の山地の森林植生帯の成立を考える上でとても価値があるものです。こうしたことから「平糠のイヌブナ自然林」は平成23年に国の天然記念物に指定されました。

地図はおおよその目安です。

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