浪打峠の交叉層

更新日:2021年07月14日

浪打峠の交叉層

《国指定天然記念物》

ふりがな:なみうちとうげのこうさそう

名称:浪打峠の交叉層

数量:1

所在地:一戸字大越田、大道沢

指定年月日:昭和16年8月1日

浪打峠の交叉層は、奥州街道一戸宿から福岡宿の間、現在の二戸市と一戸町の境に位置しています。

切通しの峠道の両側には美しい縞模様の貝殻を含む地層が露出し、波のように見えるため「浪打峠」の名がついたと考えられています。

交叉層とは、浅瀬の流動する水の中で砂が堆積する際にできる層のことです。浪打峠の交叉層は今から1500万年前、ここが浅い海だったときに堆積したものと考えられています。

古くから和歌に詠まれている陸奥の名所「末の松山」は、宮城県多賀城市の「末の松山」が第一の候補とされますが、一戸町の浪打峠を候補とする説もあります。そのため、明治天皇が巡幸された際には陸奥の名所「末の松山」の地として野立所に選ばれました。

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