田中新山社神楽

更新日:2020年04月30日

田中新山社神楽

田中新山社神楽

《町指定無形民俗文化財》

ふりがな:たなかしんざんしゃかぐら

名称:田中新山社神楽

数量:1

所在地:岩舘地区

指定年月日:平成26年2月24日

岩舘字田中にある誠昌院の禰宜(山伏)であった田中太右エ門家(屋号「禰宜殿」)が別当として主催する山伏神楽です。

明治になり政府が神仏混淆を禁止すると、山伏は僧職になるか神職になるかを迫られ、誠昌院は神職を願い出て許可されています。誠昌院が神職となった頃から、神楽は長らく演じられることはなかったようです。

戦後も間もない昭和23~24年(1948~1949)頃、戦地から帰ってきた田中の若者たちが、女鹿神楽の女鹿沢常次郎という師匠に依頼して教えてもらい神楽を復活させました。踊りを披露する会も度々持たれ、大勢の観客が押し寄せていましたが、この神楽も、わずか10年ほどで再び中断してしまいました。

現在の田中新山社神楽は平成15年(2003)にかろうじて伝わっていた演目を継承しながら、一戸町内の他の団体にも教えてもらい復活させたものです。

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