姉帯城跡

更新日:2022年10月14日

上空から見た姉帯城

姉帯城跡(上空から)

《町指定史跡》

ふりがな:あねたいじょうあと

名称:姉帯城跡

数量:1

所在地:姉帯字川久保・舘

指定年月日:平成5年5月1日

姉帯城は中世南部氏の一族である姉帯氏の居館と言われています。

姉帯氏は九戸氏から分かれた一族で、戦国時代末期の南部信直と九戸政実の争い(九戸一揆)では九戸方について戦っています。

天正19年(1591)豊臣秀吉は南部信直の「九戸政実反逆」の訴えに対し、九戸氏征伐の軍を差し向け、九戸城攻略の前哨戦として姉帯城を攻撃しました。これに対し姉帯大学兼興、五郎兼信兄弟や兼興の妻でなぎなたの名手小滝の前、棒術の名手である小屋野など、一族郎党と近隣の諸豪族とともに城に立てこもり応戦したものの、多勢に無勢、大半が討ち死にしたと伝えられています。

一戸町教育委員会が平成8~10年に実施した調査では、建物跡や九戸の乱に伴う戦死者のものと考えられるお墓などが見つかりました。

現在は、農村公園として整備され地域の方々に親しまれています。

姉帯城跡までの道路は道幅が狭く、大型車は通行できません。普通車でも余裕はありませんので、充分注意して通行してください。

この記事に関するお問い合わせ先

教育委員会 世界遺産課 文化財係

〒028-5311
岩手県二戸郡一戸町岩舘字御所野2
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