姉帯・小鳥谷・根反の珪化木地帯

更新日:2021年07月14日

珪化木地帯

河床に露出した珪化木

《国指定天然記念物》

ふりがな:あねたい・こずや・ねそりのけいかぼくちたい

名称:姉帯・小鳥谷・根反の珪化木地帯

数量:

所在地:姉帯・小鳥谷・根反

指定年月日:昭和16年2月21日

追加指定日:平成27年3月10日

珪化木とは、火山灰などに含まれる珪酸分が地下水に溶け込み、地中に埋まった樹木の内部に侵入してできた木の化石です。

昭和15年(1940年)東京大学理学部亘理俊次博士が実施した一戸町の珪化木の調査は日本における珪化木研究の本格的な始まりでした。この調査で馬淵川とその支流平糠川・根反川の河川敷に珪化木が露出していることが確認され、昭和16年(1941年)に国の天然記念物に指定されました。

約1,700万年前の一戸や小鳥谷の盆地は大きな湖で、その周辺に森林が広がっていたようです。

川の流れで火山灰が削られ、珪化木が露出してきた河川敷が珪化木地帯として指定されていますが、その周辺の山には化石林が埋もれています。

指定範囲

馬淵川本流と平糠川との合流点より本流に沿って上流5,000メートル、平糠川に沿って上流3,000メートル並びに根反川と馬淵川本流との合流点より根反川に沿って上流5,500メートル以内の河川敷。

注意事項

指定区域内(馬淵川、平糠川、根反川の河川敷)での珪化木採取は禁じられています。文化財保護のためご協力お願いします。

関連文化財

この記事に関するお問い合わせ先

教育委員会 世界遺産課 文化財係

〒028-5311
岩手県二戸郡一戸町高善寺字大川鉢24番地9
電話番号:0195-33-4862
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