宮古沢のアズマヒガンザクラ

更新日:2021年05月14日

宮古沢のアズマヒガンザクラ

宮古沢のアズマヒガンザクラ

《町指定天然記念物》

ふりがな:みやこざわのあずまひがんざくら

名称:宮古沢のアズマヒガンザクラ

数量:1

所在地:鳥越字宮古沢

指定年月日:昭和48年2月1日

鳥越観音参道の入り口を進み、一丁目にさしかかる手前に一本のサクラの古木が立っています。

根元周囲約5メートル、樹高16メートル、樹齢300年を超える「宮古沢のアズマヒガンザクラ」は、町内で最も長寿なサクラとして町天然記念物に指定されています。

アズマヒガンザクラは、和名ではエドヒガンと呼ばれます。本州、四国、九州に自生し、関東では春の彼岸の頃に花を咲かせることからその名が付けられました。花は2センチメートルほどの大きさで、葉が開くよりも先に沢山の花を咲かせる姿がとても華やかです。その特徴は園芸種のソメイヨシノやベニシダレザクラなどに引き継がれています。

また、エドヒガンは一般的に樹齢が長いことで知られ、全国各地に巨樹が見られます。中でも、日本三大桜に数えられる樹齢2000年の「神代桜(山梨県北杜市)」、樹齢1500年の「淡墨桜(岐阜県本巣市)」が有名です。残る三大桜の一つ「三春滝桜(福島県三春町)」もエドヒガンの系統であるベニシダレザクラですので、もっとも多くの日本人に愛されているサクラと言えるでしょう。

サクラは町民の融和と美しいまちづくりを象徴するものとして、町の花にも制定されています。

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