阿弥陀如来坐像

更新日:2021年08月13日

阿弥陀如来坐像

撮影:須藤弘敏

《町指定有形文化財》

ふりがな:あみだにょらいざぞう

名称:阿弥陀如来坐像

数量:1

所在地:西方寺毘沙門堂

指定年月日:昭和51年9月25日

 

右の脇侍「阿弥陀如来坐像」は、像高118センチメートル、両手で印を結び、右足を前に座禅を組んだ姿で台座に載っています。

頭部と体幹部を除いた多くの部分が元禄14年(1701)の修理によって手が加えられていますが、写実的な顔の表現から16世紀頃の作と推測されます。

大同2年(807)坂上田村麻呂によって創建されたという伝説を持つ西方寺は、かつて茂谷山の中腹部に34ものお堂を構えていたと伝えられていますが、今は毘沙門堂(県指定有形文化財)を残すのみとなっています。

現在の毘沙門堂は寛文3年(1663)に再建された建物で、内部には多数の仏像、神像が納められています。お堂よりも古い時代に造られたものもあり、そのうち「毘沙門天立像」「阿弥陀如来坐像」「地蔵菩薩立像」の三体が、美術工芸的な価値とともに歴史的な価値が高いとして町の有形文化財に指定されています。

木造建築物としては岩手県北部で天台寺に次ぐ歴史を持つ毘沙門堂と、室町時代に造られたこれら三体の仏像は、一戸町の信仰の歴史を物語る上で欠かせない文化財です。

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